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~ 人類学者の徒然なる詩考と猛想 ~

ロサール・タシデレ!(ラサより謹賀新年)[LHASA・TIBET]

新年あけましておめでとうございます。

今年も何卒、宜しくお願い致します。

 

 

 

 

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(1月2日、ラサの薬王山・チャクポリにて)

 

風の年末年始のツアーは総勢40名もの方に来ていただき、

賑やかな時間があっという間に過ぎていきました。

ほとんどの方はチベット人巡礼者の多さ・熱気に圧倒されたのではないでしょうか。

みなさんが新年を迎えるにあたって、チベットから、冬のラサから

刺激やエネルギーを得ることができたのなら、我々スタッフもこれに勝る

喜びはありません。

 

特に今回は、<女神たちのチベット>という新チベット・ツアーも開始しました。

慈悲の女神から憤怒の女神まで、「女神溢れるチベット仏教」ならではのツアーです。

内容やコンセプトを考えたのは私ですが、

みなさんがそれぞれ女神体験をされることができたかどうか、気がかりなところです。

実のところ、このツアーは「発展途上中」のツアーです。

これからグレード・アップしていきますので、どうか楽しみに待っていてください。

 

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(バルコル付近の建物の屋上からポタラを望む)

 

*     *     *

 

さて、新年ということで盛り上がるのは、

チベットではなく、我が日本であろう。

(今年のチベットの正月は、二ヵ月後の3月5日)

 

去年は暗いニュースが多かったので、今年はいい年になれば・・と思っている人は

多いのではなかろうか。私もその一人である。

それにしても、年末から年始にかけてインターネット・ニュースに流れている言説は、

ナショナリズム臭いものが多くて嫌になってしまう。

 

過去の栄光や偉人に思いを馳せるのもよいが、もしそれだけで終わってしまうと、

ほとんどマスターベーションと変らないものとなってしまう。

 

お隣の中国や韓国、そしてチベットからも、日本人が学ぶべきことは

相当あると思うのだが、自己愛的なものから離れようとしない欲動は相当根深い。

この傾向は、世代を越えて共通している。

<武士道>や<日本の美>、<龍馬>といった言葉のみが、空虚に響き、

その場しのぎの慰め、永遠に続く応急処置となっている。

 

<武士>のいないところに<武士道>を説いて、

何か実のあるメッセージが伝えられると思っているのだろうか。

外界に対して排他的な態度をとり、伝統や過去に固執する人間は、

日本(文化)についてあまりにも過小評価しすぎているのではなかろうか。

 

日本は<外圧>と真正面に向き合い、自身の臓腑(はらわた)とすることで、

その生命力を保ってきたのではなかったのか。

 

チベット人のしたたかさ、そして苦境を生きる明るさ―

日本の若者は、外の世界ともっと直かに触れねばならない。

そもそもあまり興味がないのかもしれないが、そんなことは関係ない。

一度、チベットに来い。

 

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(ホテルの中庭に群がる大巡礼団)

 

*     *     *

 

新年のひとり言はこのへんにして、

今僕の住んでいるホテルに昨日、大巡礼団が到着した。

総勢130名のアムド人。 おそらく村全体で巡礼に来たのであろう。

大部屋がいくつかあるので、そこで雑魚寝で泊まるようだ。

 

小さい子供が30人ほどおり、うちの中庭はまるで幼稚園さながらである。

騒ぎで庭に棲む龍神を怒らせなければよいのだが・・。

ホテルのスタッフにきくと、冬は一般的に龍はいなくなるようなので、あまり影響はないようだが。

しかしながらうちの中庭、午後は相当うるさい。ほんまにうるさい。

今冬、バルコル周辺にあるチベット人系のホテルや宿はみな巡礼宿となっているので、

どこに行ってもうるさいだろうが、巡礼者の少なかった二年前のことを思い出すと

感慨深い。 が、やはりうるさいものはうるさい、、(笑)。

 

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(窓辺に寄り添うシロ)

 

*     *     *

 

本ブログをいつも読んでいただいている皆様、今年も何卒宜しくお願いいたします。

本年も引き続き、チベット・ラサから生情報を発信してまいります。

 

願わくば、<チベットという外界>への窓にならんことを。

 

Daisuke Murakami

 

1月5日

(ラサの)天気: ほぼ快晴

(ラサの)気温: -5~10度 (朝晩とても冷えます!就寝時は携帯用湯たんぽ、オススメです!)

(ラサでの)服装: 昼間は厚手のフリース、ダウンなど。 夜は、ダウン、コートなど。

晴れの日は日差しがとてもきつくなるので、日焼け対策は必須。空気は非常に乾燥しています。

この季節、雨は降ることは少ないですが、雨具は念のため持ってきたほうがいいでしょう。